野外採取したノコギリクワガタとコクワガタの繁殖に成功しました!
羽化・成熟したクワガタたち
ノコギリクワガタの雄1匹と、コクワガタの雌2匹が無事成熟まで終えて7月中旬に土中から出てきました。
他にも、蛹になっている子や、羽化はしたものの未成熟で土中に残っている子もいます。ちょっと蛹室が暗くて上手く写真が撮れませんでしたが一応載せておきます。
カブトムシは、幼虫が蛹を経て成虫になすとすぐに土中から出てきて活動し、1夏の命ですが、クワガタは成虫にはなったけれど未成熟のままその夏は終え、翌夏に土中から出てきて活動する個体もいて奥が深いです。
クワガタムシの雌の見分け方
クワガタムシを野外採取した場合、種類を鑑別できないと繁殖に繋げることができません。雄の鑑別は簡単なのですが、雌はなかなか難しいです。手書きで申し訳ありませんが、筆者なりに勉強しましたので参考にどうぞ!
鑑別の結果、昨夏にノコギリクワガタの雌とコクワガタの雌雄ペアを採取しました。ノコギリクワガタは雌だけだったのですが、野外で既に交配済みだったようで無事産卵してくれました😆
卵の産ませ方
カブトムシは土中に卵を産みますが、クワガタムシはほとんどの種類が朽木に卵を産みます。そのため、筆者はホームセンターで産卵用の朽木を2本用意しました。
産卵用朽木は、皮付きで売られていますが、使用する際は水に浸して柔らかくした後、皮を剥いでから使用しますので、あまり細いものを購入すると皮を剥いだら本体がなくなってしまいます😢ある程度太さがあるものを選んで下さい。
朽木を半分程クワガタ用飼育マットに埋めたら飼育環境のセッティング完成です。飼育マットは、幼虫の飼育も可能なクヌギマットにしました。カブトムシ飼育にも使い、幼虫育成分含めて10リットルがちょうどいい量でした。
筆者は、飼育スペースの関係と、雄が1匹だけで喧嘩が起きないことから、コクワペアとノコギリ雌を一緒に飼育してしまいました。
幼虫の飼い方
朽木に卵が産みつけられると、そのまま朽木内で孵化して幼虫になりますので朽木を割って幼虫を取り出す作業が必要になります。
産卵後、2週間程度で孵化するのですが、いつ産卵されたのかわからなかったので、筆者は10月中旬頃まで待ってから朽木を割ってみました。朽木2本から計10匹程の幼虫が出てきました。
幼虫を1匹ずつ、1Lペットボトルにクヌギマットを入れた幼虫飼育容器に移しました。先端をひっくり返して挿せば蓋代わりになるのでオススメです。
この後は、3ヶ月に1度程度ボトル内のマットを出して幼虫の確認&マットの交換をします。どれが幼虫の排泄物なのかよく分かりませんので、なんとなく汚そうな部分を捨てていましたw。
4月頃のマット交換を最後に、あとはそっとして蛹室を作り蛹になるのを待ちます。
成虫になっても、成熟して自ら這い出してくるまではそっとしておきます。
以上、クワガタムシの飼育・繁殖方法でした。
カブトムシについては以下の記事に載せていますので、よければそちらもご覧ください。
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