1人目は混合、2人目は完母で母乳育児しました。3人目はどうしようか検討中ですが、1人目と2人目の際の経験をお伝えします。
はじめに
まず母乳育児について一番はじめにお伝えしたいことは、正解などない、ということです。完母で育てたい、などこだわりがあると、「完母」が正解になってしまい、その正解に辿り着けなかった場合、自己嫌悪に陥ったりしてしまう場合があります。
筆者の場合は、1人目は完母で育てたかったのですが、早産、低体重で産まれてしまったので体重増加のノルマのため低体重出生児用の粉ミルクを与える必要があり、母乳育児が軌道に乗らず混合という感じでした。
完母になれるよう色々試したのですが(後述します)、ある日ふと、”赤ちゃんにとっては母乳であろうが粉ミルクであろうが、お腹を満たしてくれれば何でもいいんじゃん。こだわるのは自分の自己満足だな”と思いあたり、それからはかなり肩の力が抜けました。
2人目は、予定日前日にスルッと産まれてくれたので最初から母乳育児が軌道に乗り、図らずも完母でいけた、という感じでした。それでは、それぞれの場合を詳しくご紹介していきます。
一人目(混合)
新生児期
低体重出生児だったため、ミルクを吸う力も弱く、まずはとにかく体重を増やすことが必要でした。低体重児用の医療用の粉ミルク摂取量のノルマが決められて、生後しばらくは産院に通い体重確認の日々でした。
おっぱいの方は、搾乳して分泌を保つように頑張ってはいましたが、絞りきれず常にどこかしらにしこりができてガチガチの状態でした・・・この時にもう母乳をやめてしまえば完ミになったのですが、絞らないと乳腺炎になりそうで怖くて潔く断乳もできず、また、粉ミルク代の高さに驚愕したので節約のためにも母乳も、、とズルズルと行ってしまいました。
産めば母乳育児は何とかなると思っていて、大して勉強をしていなかった筆者は、この時になって初めて母乳育児について勉強しました。こちらの書籍が非常に参考になりました!著者がブログもやってらっしゃるので、ブログも参考にどうぞ。
生後2〜4ヶ月
子どもの方は、だんだん医療用粉ミルクのノルマをこなせるようになり、ノルマを飲んだ後は母乳という流れになりました。ただ、ノルマ後の母乳なのでガンガン飲んでくれるわけではなく、しこりは解消されず常におっぱいトラブルを抱えていました。
生後2ヶ月頃には医療用粉ミルクは卒業になり、授乳も母乳→市販の粉ミルクの順であげられるようになりましたが、その頃には子どもは粉ミルクの方に慣れてしまっていて、母乳は一応吸ってくれるものの、”早くメインディッシュの粉ミルクよこせ!”感満載でした😂
そんなとき、「桶谷式」という母乳育児法があることを知り、自宅近隣に桶谷式の母乳外来に行ってみました。
出産後、ずっと乳房のしこりの痛みに悩まされ、産院の助産師さんや、自治体の産後ケア事業の助産師さんによる乳房ケアを受けても解消されなかった乳房トラブルが、桶谷式の施術で解消されました!!まさにゴッドハンドでした✨ただ、施術後1週間ほどすると再びしこりが出現してくるので、2週間に1度桶谷式に通う生活となりました😅
こんな感じでズルズルと母乳もあげ続けたのですが、一応地味に分泌は増えていたようで、粉ミルクの量は増やす必要なくずっと120mlをキープでした。そのため、哺乳瓶も、最初に用意した160mlの小サイズでずっと行けました。
粉ミルクは、計量不要で嵩張らないので、こちらのキューブタイプを愛用しました。1キューブ40ml分です🍼
生後5〜8ヶ月(離乳食初期・中期)
離乳食初期の混合育児が一番面倒でした。離乳食をあげて、母乳→粉ミルクとフルコースにするとすごく時間がかかります。そのため、だんだん離乳食の量が増えてくるのに従って粉ミルクをやめていきました。離乳食に粉ミルクを入れたりもしました。
そして、生後8ヶ月に哺乳瓶で粉ミルクを飲むのは終了しました。母乳は、断乳まで1日8回は授乳することと桶谷式の指導があったのでそちらを遵守しました。
生後9ヶ月〜断乳(生後1歳2ヶ月)
哺乳瓶を準備しなくて良くなり、非常に楽になりました😄職場復帰が決まり、1歳2ヶ月で断乳することにしました。職場復帰後も母乳育児を続ける方もいらっしゃるとは思いますが、筆者はずーっとしこりに悩まされ、2度乳腺炎も経験していたので復帰して乳腺炎になるのを避けるためにも潔くやめることにしました。
断乳も、桶谷式の指導を遵守しました。筆者が経験した桶谷式の断乳手順をご紹介します。
- 断乳する日を決める
- 断乳する1ヶ月くらい前から、子どもにカレンダーを見せ、この日におっぱいとお別れすることを毎日伝える
- 断乳日までは今まで通り1日8回は授乳
- 断乳当日:これが最後のおっぱいだよ、と言って授乳する。その後は決して授乳しない。乳房は張ってくるので乳腺炎にならない程度に圧抜きの搾乳をする
- 断乳翌日:朝起きたら、筆者の乳房は岩山のようにガッチガチになっていました。。桶谷式へ断乳の施術を受けに行く
- 断乳の施術:通常は数日後なのですが、筆者はあまりにも乳房がガチガチだったので、翌々日も連続で施術を受けることになりました。乳房の状態が落ち着いたら1週間後、1ヶ月後くらいのペースで施術を受け、断乳完了です。
事前におっぱいとのお別れを伝えていたおかげか、子どもの反応はあっさりとしたものでした。最後の授乳後は1度もおっぱいを欲しがりませんでした。おっぱいに絵を描いてスタンバイしてみたのですが、不要に終わりました😂
2人目(完母)
新生児期
予定日前日に3kg強で産まれてくれたのと、経産婦で最初から母乳の分泌があったので問題なく母乳育児が軌道に乗りました。授乳していると第1子の赤ちゃん返りが激しくなりましたが、YouTubeを遂に解禁し、乗り越えました😂
生後2〜4ヶ月
出かけられるようになり、行き帰りの車内で授乳、出先では抱っこ紐で爆睡という日々を過ごしました。生後4ヶ月に入ると第1子のご飯を非常に欲しがり、また体重の増加が緩やかになってきてしまったので早めに離乳食を開始しました。
生後5ヶ月〜1歳
離乳食が順調に進んだのと、乳房トラブルがほとんどなかったため、授乳回数を減らしていきました。
1人目の時にトラブルが起きすぎて、軽いしこりなら自力ケアで解消できるようになっていたので、今回は桶谷式にお世話にならずに済みました(施術料なかなかかかります・・・)。
1歳頃には夜寝る前の授乳1回だけになっていました。
卒乳(1歳)
職場復帰はまだ先でしたが、1歳になるのを機に授乳を卒業させてしまいました。
断乳は、お母さんの意思や計画によって母乳を与えるのをやめることを言います。徐々に授乳回数を減らしていったり、ある日突然に母乳を与えるのをやめたりする方法がとられています。
卒乳は、赤ちゃんの意思で自然に母乳を飲まなくなることを言います。元来の意味では、赤ちゃんが母乳を欲しがらなくなるまで与え続けることを指します。しかし、最近は「卒乳」を少し違う意味で使われることも増えてきました。計画的に授乳回数を減らしていき、赤ちゃんがそれに抵抗せず、最終的に母乳を飲まなくなれば、それを「卒乳」と捉えている風潮もあります。
イオンkids republic産婦人科オンラインジャーナルより引用
筆者の言う卒乳は、上記のように、赤ちゃんの抵抗なく最終的に母乳を飲まなくなったことを言います。
卒乳までは、夜の寝かしつけで授乳し、そのまま寝落ちで朝までぐっすり、という流れだったのですが、寝かしつけを旦那抱っこに1日代わってもらっただけで授乳なしで寝られるようになったためそのまま卒乳できました😊
筆者の乳房の方も、計画的に授乳回数を減らしていたおかげで、授乳をやめた際もトラブルなく過ごすことができました!第1子で断乳した際の岩山が嘘のようでした。
これから(3人目)
我が家は、もう少しで3人目が産まれます。
早産&低体重で生まれた1人目の母乳育児がめちゃくちゃ大変だったのと、ほぼ予定日&3kg強で生まれた2人目の母乳育児がめちゃくちゃ楽だったのを経験し、とにかく今は予定日近くである程度出生体重が増えてから産むことを目標に、安静に過ごしています。
目標通り無事産まれたらおそらく2人目同様完母でいけるとは思うのですが、ある程度成長し、赤ちゃんのお世話ができるようになった第1子がミルクをあげたがってくれているので(第2子も自分も〜と言っていますが、自分も赤ちゃんにあげたいのか、自分がミルク飲みたいのか怪しいところw)、我が子に赤ちゃんのお世話といういい経験を与えてあげられる機会も上手に作りたいな、と考えているところです。
我が家の第3子の母乳育児の目処が立ったので以下の記事にしました。そちらもご覧いただければ幸いです。
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