カブトムシ繁殖成功

日常

昨年ホームセンターで購入したカブトムシのペアが産んだ幼虫たちが無事に羽化しました!

羽化したカブトムシ

雄2匹(6/27と6/28生まれ)、雌1匹(7/13生まれ)の計3匹が今年無事羽化しました。

昨年晩夏、卵は20個近く確認できてその後幼虫が10匹孵っていたのですが、成虫にまでなれたのは3匹という結果でした。

続いて、カブトムシペアに卵を産ませるための飼育、幼虫の飼い方について説明して行きます。

卵の産ませ方

成虫の飼い方は非常に簡単です。飼育用ケースに保湿したカブトムシ(クワガタ)用の土を入れ、転倒防止用に木の枝や落ち葉を置き、昆虫ゼリーを設置したら準備は完成です。あとは土が乾燥したら霧吹きで保湿し、昆虫ゼリーを定期的に交換するだけです。

ただ、卵を産ませたい!となると土の量に注意が必要です。土の中に卵を産むので、大きめのケージ(我が家は縦30横20高さ20cmを使用しました)を用意し、ケージの半分程度は土を入れて、雄と雌ペアで飼って下さい。雌は2匹までは一緒に入れて大丈夫ですが、雄は必ず1匹でお願いします。雄同士の喧嘩を防ぐためです。

使用する土ですが、我が家はクワガタも飼育しているためクワガタの繁殖にも使えるくぬぎマットを準備しています。クワガタは木にしか卵を産まず、幼虫も木を食べて育つ種類が多いためカブトムシより難易度が高いです。クワガタの幼虫たちも今順次サナギになっているので繁殖成功したら記事にする予定です😃

クワガタムシたちの繁殖も成功しましたので以下に記事にしています。よければご覧下さい。

繁殖させない場合は個別に左写真のように飼ってください。土の量も5cm程入れれば十分です。入れている木の枝や落ち葉は自宅周辺から拾ってきましたw。市販もされていますが、買わなくても大丈夫でした!

今年羽化した我が家の3匹は兄妹なので、近親交配を避けるために個別飼育しています。子どもの保育園に今雄だけ飼育されているということなので、雌を保育園に提供しようかと考えているところです。

幼虫の飼い方

雄雌ペアで飼育していると、夜間に何度か繁殖行動を目撃できると思います。子どもに見せるべきか悩みつつ、子どもたちが起きているタイミングであれば一緒に観察もしてみました。繁殖にはエネルギーが必要なので、筆者は繁殖行動を目撃したあたりで餌としてバナナもあげるようにしていました。ただ、バナナはすぐ悪くなるのでゼリーより小まめな交換が必要です。

繁殖行動後、2週間程度で産卵されるのですが、確認のためにあまり土を掘り返すのも良くないと思い親たちが健在のうちはそのままにしました。昨年8/26に雄が、9/4に雌が旅立ったので土を掘り返したところ卵と、既に孵化した幼虫合わせて計20個程の産卵が確認できました🙌

本当はこの段階で個別に飼育すると幼虫の飼育成功率が格段に高まったのですが、流石に20は多いな、と思い、大きめケージのまま土を8割程度まで増やした状態で12月頃まで放置しました。その結果、、12月に再度土を掘り返して確認したところ、幼虫が3匹だけに減っていました・・・。

慌てて幼虫たちを個別飼育し、先鋭の3匹たちはそのままスクスク成長し、無事成虫にまでなれたのでした。

個別飼育の際は、2リットルのペットボトルを左の写真のように上部で切断し、保湿した土(くぬぎマット)を入れ、幼虫を入れ、ペットボトル上部を蓋代わりに被せました。幼虫の食べ物は土なので基本放置で楽でした。ただ、徐々に土がウンチに置き換わっていくので2〜3ヶ月の頻度で土の交換が必要です。

別容器にペットボトル内の土を全て出し、幼虫の様子をまず確認。土は汚れていそうな下部分を半分程度廃棄して、新しい保湿した土と混ぜて再びペットボトルに幼虫とともに戻しました。

5月頃からは、サナギにいつなっても良いようにそっとしておきます。サナギになるために蛹室という部屋を幼虫は作るのですが、この蛹室が上手く作れなかったり、壊れてしまうと幼虫はそのまま死んでしまいます。そっとしておいて存在も忘れかけた頃、無事にカブトムシたちが成虫になって土の中から出てきました!やはり羽化は夜でした。

標本の作り方

今年羽化したカブトムシたちの両親たちは、大往生を遂げた後標本にしましたので、標本の作り方も説明します。

薬剤を使ったり、キットを使ったりせず乾燥と固定のみの方法を採用しました。

4.1カブトムシのからだを綺麗にする

古い歯ブラシ等を使って、カブトムシの体に付いた土などの汚れを落とします。関節の間も綺麗にしましょう

4.2冷凍する

ダニなどを死滅させる効果もあります。内緒で冷凍庫に入れておくと家族にびっくりされるので、一声かけ、他の食品を清潔に保つためにもキッチンペーパーに包み、袋などに入れてから冷凍庫に入れましょう。2日程冷凍すれば大丈夫ですが、筆者は雌雄両方揃うまで待ったので、先に亡くなった雄はしばらく冷凍庫にいらっしゃいました。

4.3解凍して、ポーズを整える

解凍すると関節が柔らかくなり、自分の好きなポーズに整えることができます。お肉などの発泡スチロールの上で作業すると良いです。ポーズが整ったら、裁縫用のまち針で関節を固定していきます(体には針を刺さないように注意しましょう)。

4.4乾燥

風通しの良い日陰でしばらく乾燥させます。だんだん内臓が乾燥していくので、臭いがしなくなったら乾燥完了です。数週間かかりますが、ただただ放置するだけです

4.5飾る

ポーズ固定用のまち針を一旦全部抜きます。ポーズが固定されているのを確認したら、ここでいよいよカブトムシの体にブスッと針を挿します。固定に使っていたまち針を使用しても良いのですが、ビジュアルを考えるとやはり虫ピンの方が格好良いです。ホームセンターで1本1円くらいの単価で売っています。

針を刺す際、筆者はカブトムシの体のほぼど真ん中をブスッとやってしまったのですが、羽があるので左右どちらかに少しずらした方がやりやすいみたいです(今回支障なく真ん中にブスッといけましたが)。

カブトムシたちを飾るケースは、100均のアクセサリー用ケースを採用しました。防虫剤を入れて完成です。

終わりに

子どもが飼いたいと言ったので始めたカブトムシ飼育でしたが(クワガタも)、やはり親が飼うことになりました。飼いたいって言ったのに全然世話しないじゃん!もう!!とならずに親が飼育を楽しむのが大切だな、と実感した体験でした(実際楽しかったです。標本作りも子どもはほぼ携わらなかったです😅)。

コメント

タイトルとURLをコピーしました