先日1ヶ月健診が無事終わったので、その際に知った最新の小児医療と、1ヶ月健診後の母子の過ごし方についてご紹介きます。
最新の小児医療
数年しか経っていないのに、上の子達のときと変わった点がいくつかあり(小児科の先生は同じ方)、イマドキ育児の移り変わりの早さに驚きました。
K2シロップの服用期間
10〜12週間服用になっていました!上の子のときは、たしか3,4週だったので、かなり長くなっていて驚きました。K2シロップの必要性については、以下引用をご覧ください。
ケイツーシロップは、赤ちゃんに起こりやすい出血を防ぐためのお薬です。ケイツーシロップ1mLあたり、ビタミンK2を2mg含んでいます。日本の多くの産科施設では、赤ちゃんに対してケイツーシロップを合計3回(出生後、生後1週、生後1ヵ月時)、各1回1mLを投与して、ビタミンKの欠乏を防いでいます。この方法でほとんどの赤ちゃんのビタミンK欠乏を予防できますが、中には3回投与してもビタミンK欠乏性出血症を発症する赤ちゃんがいるので、生後3ヵ月まで毎週1回ケイツーシロップを投与する方法も勧められています。当院でもビタミンK欠乏をより確実に予防するために3か月法を採用しています。
成城木下病院HPより
筆者が1ヶ月健診を受けた小児科は、K2シロップが1箱10本入りなので、基本的に1箱分の10週の服用を指導しているのですが、完母の場合は母親の食生活によってビタミンKが不足する場合があるので12週で指導しているとのことでした。
毎週K2シロップをあげないといけないのですが、ついつい忘れてしまいがちなので気をつけます!!
全身の日光浴
上の子達のときは、1ヶ月過ぎたら徐々に外に連れ出して、まずは外気浴から始めるようにと指導されたのですが、今回は服を脱がせて毎日15分程度日光に当てるように指導されました。
粉ミルクをあげていると、ビタミンDは十分摂取できるけれど、完母だと不足しがちだから完母の場合は特に日光浴が大切、ということでした。
日光を浴びるとビタミンDが作られます。
山見小児科HPより引用
ビタミンDは、腸からカルシウムの吸収を促し骨を強くしてくれます。
母乳中のビタミンDはミルクより少ないため(母乳:0.3㎍/100ml, ミルク:1.2㎍/100ml)、母乳栄養の赤ちゃんでは、ビタミンDが欠乏する割合が高くなります。
母乳栄養の赤ちゃんについて、ビタミンDが欠乏している割合を調査すると、日光浴をしている赤ちゃんでは17%なのに対して、日光浴をしていない赤ちゃんでは43%にも達するとの報告もあります(鶴田恵子ほか. 母乳栄養児のビタミンD欠乏と日光浴. 外来小児科 vol.26 (4), p346, 2023)。
日光浴の大切さが伺われます。
日光浴を指導されましたが、8月産まれで暑いので日光浴に踏み出せずにいます💦
健診後の過ごし方
一般的に、1ヶ月健診が終わると赤ちゃんは徐々にお出かけOK、沐浴を卒業して入浴OKになります。
だんだんと朝昼の区別がついてきて、日中ご機嫌で過ごせる時間が増えてくると、お出かけしやすくなります。
また、母親も産後健診で問題なければ徐々に運動OK、入浴OKとなります。
赤ちゃんの方の健診は問題なかったのですが、筆者が産後7日目からずっと咳が続いていて、悪露がなかなか収まらないため入浴はまだ控えるようにと指導を受けました。
産後の風邪、授乳中に飲める薬について以下に記事にしていますので、良ければそちらもご覧下さい。
1ヶ月健診が終わったら、職場に顔を出そうと思っていたのですが、悪露が収まるまで延期にしました。
ただ、じいじばあばが孫に会うのを非常に楽しみにしてくれていたので、1ヶ月健診後に企画した親族の集まりは予定通り実行しました。
赤ちゃんの日光浴がまだ全然できていないのが気がかりなので、できそうな日にはお日様に当たりに行きたいと思います。
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